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HP管理者の独り言 2008/2/27

マイクロソフトカップ決勝(2/24 三洋電機vsサントリー)

[ラグビー] 投稿日時:2008/02/27(水) 12:19

まずは池本コーチ、新しいブログの開始ありがとうございます。これからを楽しみにしています。

風と言えば今朝も京葉線は風の影響を受け、武蔵野線との直通運転は中止、間引き運転でした。

通勤の皆様は遅刻とかされなかったでしょうか?首都圏は風で飛んできた異物で運転を見合わせた線を除けば純粋に風で運転が乱れていたのは京葉線だけ。宿命とは言え、複雑な気分です。

 

さて既に今週も早くも半ばになってしまいましたが、先日の練習(凄い風でしたね。目や鼻は平気でしたでしょうか?私は耳の中まで砂が入っていてびっくりしました。)の後、午後にマイクロソフトカップの決勝が秩父宮ラグビー場で行われました。あの風でしたので(どちらにしても京葉線も止まっていましたが)TV観戦しました。

 

14チーム総当りのTOP LEAGUEで史上初めて全勝で上がってきた三洋電機とその三洋電機の他もう1試合負けて2敗の2位で上がってきたサントリーがリーグチャンピョンを決めるプレーオフトーナメントの決勝でした。

試合は御存知の方も多いと思いますが14-10でサントリーの勝利で終わりました。

この試合、それまで13試合+マイクロソフトカップ準決勝の今季14試合全勝でここまで来た三洋電機がこれまで通りのラグビーを貫こうとしたのに対し、挑戦者であるサントリーは三洋電機を徹底的に分析し、さらに当日の強風と言う天候も加味して試合スタイルをガラッと変えてきました。

 

リーグ戦ではどちらもボールを良く動かし、見ていてわくわくする楽しいラグビーだったのですが、この日のサントリーはボールを持ってもラックサイドを突っ込んでは暫くボールを停滞させて、特に前半は意識的に時間稼ぎをして耐え忍ぶ作戦に見えました。

 

勝負にこだわると試合そのものは決して面白くはならない(見ていて楽しいラグビー=勝つラグビー、ではない)のは昨年秋のワールドカップの最終戦である決勝戦も証明していました。勝負にこだわればリスクの高いボールを動かすラグビーよりも確実に陣地を取っていくラグビーにならざる得ないのだと思います。

 

とは言え、その戦術をチーム全員が自分達のラグビーに落とし込んでチームとして徹底出来る能力を鍛えてきた事は賞賛に値すると思います。

 

準決勝の三洋電機vs東芝はラストワンプレーで三洋電機が「奇跡の」と言う形容詞が付きそうな劇的な逆転勝ちをする今季最高かと思うラグビーでしたが、この決勝の三洋電機vsサントリーもそれに負けず劣らず力の入るラグビーでは有りました。

 

ラグビーシーズンも残りわずか、今週末には日本選手権の2回戦として東芝vs早稲田大学、トヨタ自動車vs近鉄が行われます。

順当に行くと日本選手権の準決勝はサントリーvs東芝、三洋電機vsトヨタ自動車、前者はリーグ開幕戦でサントリーが10-3という僅差で数年ぶりに東芝を破った試合、後者はリーグ戦では三洋電機が終了間際のトライとゴールで1点差の逆転差勝ちと言う、どちらも次に試合をしたらどっちに転ぶか分からない実力均衡の好ゲームが期待できます。そして決勝はマイクロソフトカップの再現になるのでしょうか?それとも東芝やトヨタ自動車が雪辱を果たすのか、まだまだラグビーシーンから目が離せません。