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意地のぶつかり合い(2/9 トヨタvsサントリー) [ラグビー]

投稿日時:2008/02/13(水) 21:25

先週末9日にはその前の週に雪で中止になったトップリーグ最終節の残り2試合、三洋vsNECとトヨタvsサントリーが行われました。

この日も天気予報は雪、と言うことで家でTV観戦しましたが、トヨタvsサントリーは凄い試合でした。

実はこのトップリーグ最終節の前に既に両チームは勝った方が2位、負けた方が3位になるのが分かっており、今度の週末17日には負けたら後がないプレーオフトーナメント(マイクロソフトカップ)で再び対戦することが分かっていました。したがって順位は勝ちか負けで変わる物のその後の対戦には影響のない9日の試合はいわば消化試合と言われても仕方ないカードでした。

そして前半はトヨタが24-0と圧勝ムードでリードして終了。サントリーはミスは多いし、なんてつまらない試合、このままではマイクロソフトカップも負けだな、と思わせるような試合でした。だが後半試合は一変、サントリーが開始2分のトライで反撃ののろしを上げるとその後は追いつ追われつで後半35分の残り5分でサントリーが31-31と追いつきました。

そして40分に試合終了のホーン。トップリーグでは今年からタイムキーパー制を導入しておりランニングタイム(実質の試合時間)が40分となるとホーンがなり、主審はこのホーンのときのプレーを最後に試合を終了することになっています。(この話は以前に「Never Give Up」でも触れました。)ところが最後はトヨタの反則でサントリーのペナルティでまだ試合は続きます。もちろん同点ですのでサントリーがタッチに蹴りだせばその瞬間に試合は終了、同点引き分けですのでこの試合の前まで2位だったサントリーが2位でリーグ戦を終了することになります。

しかし翌週に対戦を控えた両チーム、あえて蹴り出して試合を終了させたりすることは有りませんでした。まずはこの場で試合の決着をつけようとするスポーツマンの本能でしょうか?サントリーはペナルティでスクラムを選択、そこからボールを回して敵陣に攻め込む。トヨタも良く防ぎ、陣地を戻すがそこで1度2度と反則(ペナルティ)。この2回のペナルティで勝ち越しのPGを狙ったサントリーですが、2回とも外し、そのボールを拾ったトヨタがカウンターアタックで反撃を試みる、と言う試合終了時間後の10分間に渡る攻防は非常に見ごたえが有りました。

そして最後はトライを狙ったトヨタの選手がタッチに出されて引き分けで試合終了。

と言うことで勝負は今度の週末17日に花園で行われるマイクロソフトカップ準決勝に持ち越されることになりました。

どんな試合でも手を抜かない、特に相手が強いと思っていればこそ、負けるわけにはいかない、と言うそんなスポーツマンの意地が勝敗がその後には直接影響しない試合を盛り上げてくれました。

17日の再戦が非常に楽しみです。

 

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