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New! ~浦安LIFEをもっと楽しく!~  2010/11/28

あせらず気長に。

[家庭・子育て] 投稿日時:2010/11/28(日) 19:36


こんにちは。池本です。

今日は「気長に待ちましょう」というお話を。

私は今、未就学児を担当していますが、未就学児に
限らず低学年の子などは、練習には来ているものの、
みんなと一緒にやるのがいやなのか、練習に参加
しないことがあります。

親御さんの立場からすると

「同じ年の子達がちゃんとやっているのになんで
うちの子は!」

と、心中穏やかじゃないと思いますが、ぜひあせらず
じっくり構えていただければと思います。

実は我が家の長男も次男もそうでした。

保育園年長の次男は今年になってやっと練習をやるように
なりましたが、昨年まではグランドに行っても練習はやらないし、
そもそも日曜日の朝になると毎週「俺は行かないからね」
と言い、午前中は家でテレビを見ていました。
(××レンジャーとか、仮面ライダーですね)

練習に行かないのはまだしも、グランドに来てるのに
ラグビーをやらずに遊んでいる姿を見て、親としては
内心やきもきしていましたが、実は気長に待つことが
できました。

なぜかと言うと、
私自身、小学校に入る前や低学年のとき、まさにそうだった
からなんですよね。

私の4つ上の兄が小学校1年生からラグビーをやり始めたのが
きっかけで、私も3歳のころからラグビースクールに通って
いました。

通っていた、という表現は間違っていませんが、実際は練習を
ほとんどやらず、チョウやバッタを追いかけたり、砂遊びを
したり・・・

これは後になって親から聞いた話ですが、ある日練習が
終わっても私の姿が見えない。

いつものように虫遊び?と思いきやそうではなく、グランドを
見回しても私の姿はどこにもなし。

「どこに行った???」と、親やコーチが総出で捜索。

すると、しばらくして見知らぬ子どもと一緒に帰ってきたそうで、
聞いてみると、知らない子の家に遊びに行っていたらしく・・・

そんな感じで、まじめに練習に打ち込む、なんてことは
小学校高学年になるまでありませんでした。

今になって、親もコーチも、よく気長に続けさせてくれたなと
思います。

小学校高学年に、いや6年生になってからですね。
ラグビーが楽しくなってきたのは。

結局スクールは中学校まで続け、高校・大学と本気でラグビーに
打ち込んだわけですが、今になって思えば「あんな私が」と
思うんですよね。びっくりです。

今ではラグビースクールのコーチなんてやらせていただいて
いますし。

今、コーチの立場としては、練習の場でコーチの話を
聞かなかったり集中できていない子がいれば注意します。
注意、と言いますか、出来ればみんなで、自分たちで
気付いてもらえるよう促したいと思っています。

ただ、みんなの輪にはいってこないとか、そういうのはあまり
気にしないようにしています。

みんなが楽しそうに練習していたりボール遊びなどを
していれば、そのうち加わってくるかな、という感じで。

ですので、もしみなさんのお子さんがもしそうなってしまった
場合でも、どうぞあせらず、他の子とくらべず、気長に
見守ってあげていただきたいと思います。

そこで叱ったりして、ラグビーを嫌いになってしまうような
ことになると残念ですし。

もしかしたら・・・今は「何でうちの子はちゃんとやらないの?」と
思っているようなお子さんが、そのうち日本を代表する
プレーヤーになる、なんてこともあるかもしれません。

私たちも、かわいい子どもたちがそんな選手に育ってくれたら
どんなにうれしいでしょうか。

そんな日を夢見て、また来週からがんばって、楽しくやって
いきたいと思います。

「あせらず、子どもを信じてじっくり待つ」ですね。