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HP管理者の独り言 2008/1

神奈川県タグラグビー大会を終えて

[タグラグビー] 投稿日時:2008/01/27(日) 17:07

昨日の横浜スタジアムでのタグラグビー大会に参加した選手諸君、そしてコーチ、同行された保護者の皆様、お疲れ様でした。

私自身はずっと第8コートでレフリーをしていたので、直接選手の試合を見たわけではないのですが、大会途中や帰りのバス社中で聞いた話から思ったことを書いておきます。

 

1.苦しい時のキャプテンシー

 昨日の大会で一番驚いたことは大会途中で行われたサントリーカップ全国タグラグビー選手権南関東大会(神奈川県予選、山梨県予選のそれぞれ上位2チームがトーナメントで全国大会出場の1枠を争ったものです。)で昨年まで実質3年連続で全国優勝していた釜利谷クラブのチーム(チーム名は釜利谷ライジングエイト)が同じ神奈川県の座間のチーム(座間モンキーズ)に負けて全国大会出場を逃したことです。神奈川県予選でこの両チームは一度対戦しておりそのときは釜利谷ライジングエイトが8-2で圧勝していました。油断はなかったとは思いますが、普通どおりやれば負けはしない相手なのではと思います。

 試合を見ていると、釜利谷ライジングエイトの選手達は普段は決してそんなミスはしないであろう反則を後半の後半には犯し始めていました。たぶん選手たちの気持ちの中には「こんなはずじゃない」みたいな焦りが生まれていたのではないかと思います。

 こんなときこそキャプテンのキャプテンシーがもっとも必要とされる場面ではないかと思いました。(決して釜利谷ライジングエイトのキャプテンにキャプテンシーがないといっているわけでは有りません。誤解のなきように。)

 そしてまたこの試合で感じたことが次の項目です。

 

2.小学生でも順応力が大切

 これは大会に参加していた方に伺った話ですが、座間モンキーズは結成してから未だ半年、足の速い子を集めたチームらしいです。したがって組織プレーと言う意味では小さい頃からクラブで毎週末練習を重ねている釜利谷ライジングエイトの方が明らかに一日の長があると思います。したがって正攻法で対戦しては経験の差で勝てない相手、そこで座間モンキーズは個人の能力を生かした釜利谷らしくない戦法で戦っていたように見えました。それに対して組織戦術を基本とする釜利谷ライジングエイトが順応しきれず、取りつ取られつの大接戦の末、最後は1点差で涙を呑んだ、と言う試合に見えました。

 座間は結成からあまり時間がたっていないことから1ヶ月前の神奈川県予選(12月3日でした)からさらに長足の進歩を遂げていたのだと思います。

 

 翻って我が浦安ウイングス、特に先月サントリーカップ予選を終えてのこの大会、モチベーションと共にルールやグランドサイズにもなかなか順応できなかったのではと思います。ルールはサントリーカップでは全国ルールに対して今回の大会では横浜ルール、即ち、タグ回数の違い以上にオフェンス(攻撃側)有利かディフェンス(防御側)有利かと言う基本的なところで違いが有ります。

 全国ルールではディフェンスはオフェンスの進路を妨害してはいけないというオフェンス有利な反面、ゴール直前でタグを取り続ければトライをとられることは有りません。それに対して横浜ルールではオフェンスはディフェンスに当たって行ってはいけない、逆に言うとディフェンスはオフェンスの両方の腰に手を回してタグを取るのが反則にはなりません。一方ゴールライン上やインゴールでのパスが許されている以上、ゴールライン近くまで攻め込まれるとトライを取られる可能性は非常に高くなります。

 と言うことは全国ルールでは最後の一線を守るディフェンス力が大事で、一方横浜ルールではいかに相手陣内で相手のタグを取り続けるか、と言う陣取りの考え方が大事になります。

 

 また最近は全国大会のMaxサイズのグランドで練習をしていたのでウイングまでボールを回すグランドを広く使う戦術をよく練習していたのですが、今回の大会のグランドサイズはそこまで広くなく(ルールでも幅は18~25mと規定されており、この差は実際には体験するとかなり大きいです。)そのためボールを回していくとウイングに回るときにはもうスペースがなくなっている、というケースが多かったようです。したがって今回のサイズの場合には突破力のある選手をウイングではなくセンターに配し、センターで突破を図るのが有功だったようです。

 

 全国大会まで開催されるようになったタグラグビーですが、グランドサイズの許容幅は広く、ルール、レフリングなどまだまだばらつきが有ります。この様な中で試合を勝ち進むには色々な条件にいかに早く対応できるか、その順応力も養わないといけないのかなぁと感じました。

 

 

Number695

[ラグビー] 投稿日時:2008/01/15(火) 21:56

あけましておめでとうございます。(と言うには相当遅いですが)今年もよろしくお願いいたします。

本年4月からは新年度になり、このホームページの管理もどうしようか、と言う話も出ていますが、マイペースで書き綴っていきたいと思っています。

 

さて先週末に発売になった雑誌Numberの第695号は題して「楕円の流儀」、サブタイトルが「日本ラグビー総力特集」です。多分まだ本屋の店頭にはあると思います。

 

先週土曜日に早稲田大学の14回目の優勝で幕を閉じた大学選手権だけではなく現在プレーオフ(プレーオフがマイクロソフトカップと呼ばれるトーナメントの優勝決定戦です。)に向けて熾烈な順位争いをしているトップリーグや日本代表ヘッドコーチ、ジョン・カーワンとサントリーサンゴリアス監督、清宮氏との対談も載っています。

 

雑誌を一通り読み本棚にしまおうと思ったらなぜかNumberが。こちらは昨年のこの時期に発売されたNumber670。題して「ラグビー猛き光芒」です。昨年はこのラグビー特集号は大学選手権で有利といわれた早稲田大学が関東学院大学に点差以上の完敗を喫した後に発売されたもの。この号のP.7のNUMBER EYESに「“規格外”の仰星が7年ぶりの花園制覇。」との記事が載っており、そこには今年早稲田大学で10番を着て優勝に貢献した山中選手が出ていました。

またNumber670にも実はジョン・カーワンと清宮氏の対談が載っています。1年前に何を語っていたかまだ読み直していませんが、なんだか因縁を感じます。(単に編集者が一緒なだけかもしれませんが。)

 

何はともあれ人気の低下がニュースになるラグビー、是非一人でも多くの人が雑誌でラグビーの面白さを感じてもらえれば、と思います。

 

とはいえ、この時期の練習も観戦もやはり厳しいですね。いくら冬がラグビーシーズンとはいえ、暖かい季節や暑いビールがおいしい季節に盛り上がりを迎える野球に比べて、もっとも寒いビールを飲もうとも思わない季節に最も盛り上がるラグビー、観客動員をいくら訴えても難しいものが有りますね。試合を見に行って風邪をひいては大変ですし。(大学選手権を見に行った校長は風邪で先週の練習をお休みされていました。)

 

くれぐれも健康には気をつけて来週の練習、そして26日の神奈川県タグラグビー大会に臨みましょう。

それではまた。

 

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