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HP管理者の独り言

Never Give Up [ラグビー]

投稿日時:2007/12/16(日) 15:00

昨日(12月15日)は秩父宮ラグビー場でラグビートップリーグの九州電力vsヤマハ発動機の試合を見てきました。

お目当てはラグビー界の時の人、ヤマハ発動機の大西選手です。今年の秋のワールドカップ、日本代表の最終戦、カナダ戦で試合終了直前(終了前のラストプレー)で日本が奇跡的なトライをとって2点差に迫った後の「これを決めれば同点」というコンバージョンを難しい位置から見事に決めた人でした。

 

試合自体は22-47で得点だけ見ればヤマハ発動機の圧勝でした。

お目当ての大西選手は7トライ中、6本のコンバージョンを決めてくれました。ただ今日はそれ以外の話をします。

 

どんな試合もそうでしょうが、この試合でも得点だけには表れないドラマが有りました。ラストプレーで九州電力がこの試合4個目のトライを決めたのです。既にほとんど時間がない中、自陣から攻めている最中に試合終了を告げるホーンがなりました。したがってこのあとはイージーミスでも(例えばノックオンやスローフォワード)試合終了です。そして九州電力はボールをつなぎ続けるしかトライをとる方法は有りません。しかしトライをとっても負けることは明らか。それでも九州電力はボールをつなぎ続けました。途中で1回笛が吹かれ「あぁ、これで試合終了か」と思ったらヤマハ発動機のペナルティ。ラグビーはペナルティでは試合が終わりません。九州電力のボールで試合再開、最後にセンターが蹴ったゴロパントをウイングはうまく拾ってトライ。

この試合4個目のトライをとって試合が終わりました。

この4個目のトライと言うのはトップリーグでは大きな意味を持ちます。トップリーグではJリーグと同じような勝ち点で順位を決めるのですが、負けても1試合で4個以上のトライをとれば勝ち点1を得ることが出来ます。

もちろん九州電力の選手たちもそれが分かっていて最後の攻撃に集中していたと思います。勝敗は別にしても自分たちの明日のために目指すトライだったともいえます。この勝ち点1がシーズンの最後に順位を決めるキーになるかもしれないからです。

ラグビーはプレー中に試合が終了することは有りません。(タグラグビーでは時間制の場合もありますが。)したがって自分たちがボールをつなぎ続ければ何かを起こすことが出来るかもしれません。

そんなNever Give Upの精神を昨日の試合では見せてもらいました。

我が浦安ウイングスも先週のサントリーカップでは惜しい結果に終わりましたが、これで全てが終わったわけでは有りません。選手たち、そしてコーチ陣、保護者もNever Give Upの精神で前進(成長)を続けていければと思います。

 

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