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子どもが話を聞かない理由 [家庭・子育て]

投稿日時:2011/01/22(土) 21:27

こんにちは。池本です。

今日は 「サッカーで子どもがみるみる変わる7つの目標
という本からご紹介しますね。

この本、とあるコーチの方に紹介していただいたんですが、
コーチとして、というよりも、子育てを考える上でとても勉強に
なっています。

以下、
 
 話を聞けない理由 ~子どもの脳は「叱り言葉」を受け流す

という章から引用してご紹介しますね。

------(以下、著書より引用)------

マイナスの情報-自分にとっていらないとか、きらい、いやだと判断
した情報は、頭の中でぐるぐるまわらずシュッと抜け出してしまう。

脳がそうしてしまうのです。

ストレスを感じたり、プレッシャーを感じるような情報がやってきた瞬間、
シュッと受け流す。

いつも叱られていると、叱られたことは脳にとって「いやな情報」なので、
叱られれば叱られるほど受け流してしまうというのです。

さらに、その状態が慢性化すると、だんだん人の話を真剣にきかない
脳ができあがってしまうそうです。

その結果、言われたことと違っていても気に留めない、トレーニングや
活動に長く集中できないといった「困難から逃げてしまう脳」
(逃避脳と呼ばれるそうです)が作られてしまうのです。

さらに困ったことに、この脳を守る自己保存の反応は、特にまだ脳が
成長過程にある子どもにでやすいといいます。

多くの親御さんには耳の痛い話ですが、著書の中で先生が
書かれていることを抜粋します。

※ここでは、著者の池上さんが、脳外科医の先生の著書を紹介しています。
 
<しかってばかりいる両親のもとで育った子どもは、人の話をよく
 聞かないことで自分の脳を守っています。親はよい子に育てようとして
 叱っているつもりが、じつは子どもをだめにするように育てているという
 落とし穴にはまっているのです>

(中略)

例えば、何かを伝えようとするたびに

「わかったの?返事しなさい!本当に聞いてるの?もう1回言うよ」

と言ってしまうのでしょう。

「早くやりなさい!」と言ったあとで、「ほら、また話聞いてない。あんたは!」-

そうすると、どんどん、どんどん、脳は自分を守ろうと固まっていって、話を
聞かずにスルーしていくわけです。

------(引用ここまで)------

読んでみていかがでしたでしょうか。

確かに私たちは、子どもが言うことを聞かないとつい叱ります。

最初は軽く言うだけでも、何度言ってもわからないと、上記の
ような言い方をしてしまっていますよね。。。

自分が感情的になって叱る、というか怒る場合もありますが、
そうでなく「子育てのため」ということで「叱る」場合も多いと思います。

でもそれが脳科学の観点から「話を聞かない子を育ててしまう」
と言われると、考えてしまいますね。
もちろん頻度や強弱にもよると思いますが。

自分が子どもだったころ、どうだったかな・・・とふと思い返してみました。

「はいはい、わかりましたよ」

と、親が話をしている途中で「うるせーなー」と思いながら受け流して
いたのを思い出しました。話を半分も聞いてない・・・。
(今でも妻に対してそうだったりして・・・(汗))

これは「意識しての行動、発言」でしょうが、無意識のうちにも脳が
自分にとってマイナスになる言葉を受け流してしまうんですね。

わかっていても、つい言ってしまう・・・のが親の性(さが)ではありますが、
子どもの脳がそういうメカニズムなんだ、ということを知っておくだけで
ちょっと変わりそうです。

はい、勉強になります。

サッカーで子どもがみるみる変わる7つの目標
池上正さん著 小学館
 

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Posted by at 2015/06/24 00:00:56.278152+09 PASS:
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