第1回東日本タグラグビー大会 ラ・フランスキャンプ参加報告
2012/08/05
8月4日、5日の二日に渡って岩手県紫波町「ラ・フランス温泉館/グランド」で開催されました、第1回東日本タグラグビー大会 ラ・フランスキャンプに参加して来ました。これは、東日本大震災の被災地である宮城・岩手の子供たちと関東地域の子供たちがタグラグビーを通じて交流を深め合うことを目的に初めて企画されたものです。関東ラグビーフットボール協会主催、岩手県ラグビーフットボール協会等の共催により実現しました。
参加団体は、下記の15団体、24チームになりました。
岩手県:小佐野バーバリアンズ、赤石レッドカルロス、日詰小学校、古館小学校、奥州RS
宮城県:青葉西タイタンズ、鹿折レッズ
東京都:七国スピリッツ、ひかりきっずくらぶ、いずみの森ユナイテッド、小柳ライトニングス
神奈川県:茅ヶ崎ブルーフェニックス、SSTC、豊岡小学校
千葉県:浦安ウイングス
【1日目】
8月4日早朝新浦安駅に集合し、京葉線-東北新幹線-東北本線を乗り継ぎ、11時頃、会場となるラ・フランス温泉館に到着。緑色の芝生のグランドとウオータースライダーのある屋内プールを併設した温泉宿泊施設に一同、感嘆の声をあげました。既にグランドでは、前泊、先着していたチームが練習試合を行っており、熱いプレーが早くも繰り広げられていました。
ウイングスも全員でウォーミングアップ後、ウイングス、ブラックに分かれて練習。ウイングスは練習試合を茅ヶ崎、小柳と行い、幸先よく2連勝。ブラックも4、5年生6人で初めて組むメンバーも多く、ポジションを確かめ合いながら、小柳と練習試合を行いました。
昼食、、開会式を行い、試合開始。予選リーグは東北、関東のチームがばらけるように組み分けされ、3チームの総当たり。予選1、2位のチームでカップトーナメント1回戦を行い、負けたチームがプレートトーナメントへ進み、予選3位のチームでボウルトーナメントへ進む形式で行われました。
ウイングスブラックは1試合目にひかりきっず(東京都)と対戦し、チームのまとまりが出る前に点を重ねられ、0-12で敗戦。2回戦の青葉西タイタンズ(宮城県)に向け、個人ごとに「タグの数」「ファインプレーの数」等カウントすることにし、個人の目標を持ってプレーするように臨んだところ、強豪相手であったため、0-11で敗れたもののモチベーション高く試合を行うことができました。結果予選0勝2敗で、ボウルトーナメントへ進出となりました。
ウイングスはメンバー5人と交代選手のいない状況ながら、最後まで走り切り、第1試合は古館小学校に7-2、第2試合は小佐野バーバリアンズBに8-2で2連勝。カップトーナメント進出を果たしました。カップトーナメント1回戦まで1日目に行、ウイングスは青葉西タイタンズと対戦。宮城県のNo.1チーム相手に取りつ取られつの好勝負を展開し、惜しくも8-10で敗れてしまいました。ミスをした方が負けとなる緊迫した中で、5人で7分前後半を戦うのはかなりきついものでしたが、それでも戦い切ったことは自信となったことでしょう。
試合後、各チームの紹介を兼ねたアフターマッチファンクションが行われ、事前に出し物を仕込んでくるチームもあり、非常に楽しい時間を過ごしました。ウイングスは全く準備をしていなかったため(反省)、自分たちの紹介になりました。最後に浦安を「ディズニーランドのあるところ」と紹介したところで、盛り上がりました。歌、踊り、よさこい、民謡、マジック等各チーム趣向を凝らして準備を行っており、次回はしっかり準備したいと思いました。(サントリーカップの決勝大会でもファンクションはあるそうです。)
各チーム入り混じった部屋割りで各部屋に分かれ(男子は、25人、15人の大部屋。女子も8人部屋)、大浴場での温泉、食事を行い、夜のイベントである花火&きも試しを行いました。これも各チーム混ざり合った組で行い、仲良くしている姿が印象的でした。きも試しは泣く子も出るほど、入念に仕込みをしたていただいていたようです。
9時半に就寝と早めでしたが、皆疲れていたのか、すぐに寝入ってしまい、翌朝起床の6時までぐっすりだったようで、徹夜で番をする予定だった先生方もしっかり寝ることができたようでした。
【2日目】
カップトーナメントは、ひかりきっず、SSTC、小佐野、豊岡、茅ヶ崎ブルージェイズ、七国スピリッツ、茅ヶ崎ブルーフェニックス、青葉西の8チーム(関東6、東北2)
プレートトーナメントは、古館、奥州RS、赤石、鹿折、七国プチリッツ、七国侍、日詰、浦安の8チーム(関東3、東北5)
ボウルトーナメントは、ウイングスブラック、七国ミニリッツ、小柳、青葉西B、いずみの森、鹿折、日詰B、小佐野Bの8チーム(関東4、東北4)
ブラックは前日の流れを受けて良い連携で惜しいところまで行くものの、なかなかトライにならず、0-4で敗退。それぞれ良いプレーが一杯ありました。1回戦負けたチームでフレンドシップマッチが行われ、青葉西Bチームと対戦し、初得点をあげ2-2の同点から、延長サドンデスで3-2で最後に勝ちました。なかなか難しいチーム編成でしたが、チームのまとまりも出て、それぞれ成果のある大会となりました。
ウイングスは、プレート1回戦で日詰に8-2で勝利。前半6-0でリードするも後半ミスも重なり、思うような展開にはならず、気を引き締めて、2回戦に臨みました。2回戦は七国侍スピリッツに8-5で勝利。まだまだミスが多いものの、一度もリードを許さず決勝に進出しました。1試合置きで7分前後半5人フル出場、晴天と厳しい条件の中で、前年度東北代表の赤石レッドカルロスと対戦しました。
立ち上がり、相手のスピードにやられて、連取される展開。ウイングスはディフェンスで戻りきれず、度々オフサイドを取られる苦しい展開。何とか取り返して、前半は3-5。後半立ち上がり、先取して4-5で追い上げムードになるも、徐々に足が止まり、相手に得点を重ねられ、結果4-9で敗れ準優勝となりました。
カップトーナメントは、七国スピリッツと豊岡が勝ち上がり、2-2の同点で両チーム優勝となりました。
ウイングスは、東北のチームと4試合対戦し、トップクラスの青葉西、赤石ともいい勝負ができました。東北のチームの実力を感じることができました。
引っ込み思案なのか、もっと積極的に交流を深められれば良いのにと感じるところもありましたが、一緒の風呂に入り、一緒に布団を敷き、一緒に寝るといった、最近なかなか機会のない貴重な体験ができたことと思います。うららめーるとは一味違ったキャンプで、1泊2日ながら、子供たちの成長が垣間見れた大会でした。
本大会の運営には、関東ラグビーフットボール協会、地元の赤石レッドカルロスの関係者を中心に運営され、ドクター、消防の救急隊員のサポート等万全の受け入れ態勢で整え暖かく迎えていただきました。また、会場となったラ・フランス温泉館からは、グランド利用料を無料としていただき、格安での宿泊場所提供、試合後の温泉利用まで、幾多のご厚意がありました。御礼申し上げます。
来年は、関東での開催が予定されています。浦安ウイングスとしても、積極的に運営に参加していきたいと思います。
チーム |
予選 |
決勝 |
結果 |
|
ウイングス |
○7-2 古館小学校(岩手) |
1位 |
【カップトーナメント1回戦】 |
プレート準優勝 |
ブラック |
●0-12 ひかりきっずくらぶ |
3位 |
【ボウルトーナメント】 |
ボウル1回戦 |
(文責:海老原)
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